その時、まるで時間が止まったかのようにお互い固まってしまった<br>それ以上に義勇の顔が先ほどのしのいくらいに青くなっている<br><br>「え・・・好きって・・・・」<br><br>「・・・・・」<br><br>「あの・・・先輩?」<br><br>「・・・・・帰る」<br><br>「は?」<br><br>しのうが狀況を把握していない中、義勇はその言葉を皮切りに唐突に動き出した<br><br>「金は置いておく。金額までなら好きなもの食べろ。傘も置いておくからそれで帰れ」<br><br>「あの、ちょっと、待って」<br><br>「炭治郎!悪いが宇隨の菓子分悪いがレジに置いておく!釣りはいらない!<br>足りなかったら學校で請求しろ!」<br><br>「ええ!?義勇さんポイントチャージは!?」<br><br>「今日はしない!おれは帰る!・・・・では」<br><br>カランコロン<br><br>言うが早いか、なるが早いか、逃げるが早いか・・・・・<br>それとも、流石は前世水柱様だったと賞顯現すもきか<br>義勇の姿は瞬く間に消えてレジとテーブルに置かれたお金、そして飲み終えたカップ以外彼がいたという痕跡がなくなっていた<br><br>「・・・・なんなの?」<br><br>そして、取り殘されたしのうは一人、呆然としながらついやいたのだった<br><br>「ただいま・・・・」<br><br>自宅に帰ってきた途端、べしょししょに濡れている義勇を見て樣子は驚愕した<br><br>「ずいいん濡れたわね!傘持っていかなったっけ?」<br><br>「人にやった」<br><br>「じゃあ早くお風呂入ってきなさい!ッットミルク作ってあげるから!<br>おかあさ~ん!義勇の著替え持ってきて!雨で~~~~~れて上に行けないの~!」<br><br>麗はテキパキとした動作で義勇を風呂場に連れていく<br>これで來月結婚するのだかららに甘えていられないな。思いつつも言われるがまま湯船につかった<br><br>「は推薦・・・・・・・・・・・」
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